2007/09/08
昨夜、関西国際空港へ娘を迎えに行きました。
コーヒー片手に到着便のボード前で腰掛けていると、同じくお迎えのお母さんが来られ、 こんばんは・・のご挨拶と軽い世間話の後で、
「誰か来るみたいですね・・・」
と、左の方を見ながらおっしゃいました。
そこには携帯を片手に、出口を見つめる40代前後の女性たちの集団が・・。
と、そうしていると、
「は~い、下がってくださいね~!お写真を撮られる方は、左側へ行ってくださ~い!」と、警備員さんの声。 集団の人数も、少しずつ増えていっているような感じです。
「誰が来るんやろ~??」
もう一人加わったお母さんが、
「とにかく写真をすぐに撮れるように、準備しておかないとね!」
と、携帯をさっと手に持たれたので、
「なるほど・・・」 と、カバンの中をゴソゴソ・・・。
その様子を見ていた警備員さんが
「写真を撮られるんでしたら、左の方へ移動してくださいね。」
と、声をかけてこられたので、
「いえ、子どものお迎えなんです!」
と、ちょっぴりムキになってお返事。
そう、私は、20日ぶりに会う子どものお迎えに来たのだから・・
・・と、その時後方から一人の男性が出てきて、警備員さんにたずねました。
「あの・・・誰がくるんですか?」
警備員さんの口から出るであろう名前に、聞き耳をたてていた母親組。
でも、笑顔だけで、お返事なし。
「ええっ・・・・誰なん?誰ナン???」
なんか、めちゃくちゃドキドキしてきた~♪
すっかり盛り上がる母親組。
こうなったら、子どもが出てきても、「誰か」を確かめるまでは、帰れないぞっ・・と。(^_^;)
携帯を片手に持った人だかりはできているものの、「誰か」をわかってドキドキしている人は、そのうちのわずかなようなカンジ。
後は、私たちのような「誰か」はわからなくて、その場にいる雰囲気にドキドキしている人・・・?
「出口を見ていても、本人が出て来た時わからないよね~!あの人たちが盛り上がって写真を撮った先にいる人が、『その人』ってことになるよね。」
と、しっかり者のお母さんがおっしゃり、「なるほど・・そういうことか!」と、子ども達が出てくるであろう出口を見ずに、身体ごと向きを変えて、左側の集団の先頭にいる女性たちの動きをチェックする私。
ドキドキ・・・ワクワク・・・
その時、女性達に動きが!
で、出口に目をやると、長身でお洒落なメガネをかけた男性が、女性たちに向かって軽く手を振り笑顔を送りながら、数人のお付の人?に囲まれて歩いてきました。
そのまま、私たちとは反対の左側へ・・・。
「あっ、あの人やわ!」と、隣のお母さん。
そうこうしている間に、左の方へ遠ざかって行かれました。
「誰やったんやろ・・・」と、私。
ふと隣を見ると、携帯で「誰か」の写真を撮り終えて、「後ろ姿だけやね。」とチェックをしているしっかり者のお母さん。
私は・・というと、携帯は左手でしっかり握ったまんま。ハハ・・・やっぱりね・・・(^_^;)
帰りの車で娘と二人になってから、
「あなた達と同じ飛行機に、『誰か』が乗ってたみたいよ」と、私。
「『誰か』って、誰?」と、娘。
「そんなんわからん・・でも、『誰か』やねん!」
「・・・そう・・・・・・( 一一)・・・・・」
ワイドショーで取り上げられるような人だかりでもなかったし、結局その人物はいまだ不明。
あの人は、誰だったんだろ・・・・・・・・・